淡雪やどこから見ても近江富士

三上山~北尾根
2019.1.3.
晴れのち雪のち雨

 2018年の漢字は「災」だった。そういう私も。パンジー泥棒、母のこと、車のタイヤパンク修理、と。
 いろいろあったけど周りのアドバイスや励ましもあり、なんとかやってこれた。私にはいい人がいてくれる。ケセラセラ!

 今年も初登山行けそう~!というより、行こう!会のことは気にせず行こう!
 ややこしいお天気。早く帰りたいので近くの山。JRからずっと見ていた山。標高低いけどカッコイイ山。近江富士。

 昨年のように4時起きしなくても、6時起きで薄明るくなってからで。でも道路の気温は0℃。
 6:40 車を取りに行って、名阪からR1へ。湖南市に入ると、青空の中、眼前に富士型の近江富士が現れる。わぉ!
 7:40 御上神社駐車場。三上山登山の人は駐車OK。

 まずは参拝。滋賀県国宝第一号の本殿は風格がある。立派!

 7:50 駐車場から三上山と右は女山。
 R8を少し歩いて表登山口。裏登山道は砂防工事のため使用を控えるようとの看板。 松茸山なので秋には入山料必要とか。猪・鹿ゲートあり。
 すぐ魚釣岩。太古、琵琶湖の湖面がこのあたりまで達していた頃、神様がこの岩の上から釣糸を垂らしていたとのこと。
 石段登ると石灯籠が残るのみの妙見堂跡。
 しばらくして二越の岩場。エッエッエッとふくらはぎが驚いても、ガンガンガンと登っていく。富士型の山は急登直登が多い。
 振り返ると大津市街、琵琶湖、比叡山が一望。比良の山々はどんより雲が。

 8:20 割れ岩。肥満度確認岩とか。ザックを下さなければ通れなかった。その後も急登の岩場が続く。

 8:50 三上山の祠と鳥居へ到着。

淡雪のかたちこの手に触れるまで
 鳥居越しに大津市街、琵琶湖、比叡山。淡雪チラチラしてくる。
 毎日登っているというおじさんと会話。
「明日から岡山へ行く。まだ砂いっぱい」ボランティアお疲れさまです。
「何もすることないから行くんや~」謙遜して。
 スーパーボランティア尾畠さんのような人はたくさんいるのかな、頭が下がる。 年始から心温まる、こちらまでほっこり。いい話を聞けた。

 9:10 ホントの三上山山頂(432M)。

 ここからは一般向けと健脚向けのルートあり、親切な看板たくさん。
 下る途中から北尾根縦走路を行く。風化した花崗岩の尾根は鈴鹿の花崗岩にどこか似ていて、懐かしい。 琵琶湖、比叡山、湖南の山々の眺望も良くて、起伏に富み、大岩や岩のトンネルあり、楽しいルート。サルトリイバラの赤い実がたわわ。
 やがて東には花緑公園も見下ろせる。雪は止んで、また青空!

 10:10 前方に見えていた岩場を直登して妙光寺山(267M)。
 灌木に囲まれているが、青空見えて明るくて、その落葉した木々越しに三上山。どこから見ても富士型。いいね!

道ひとつ入りて枯野の磨崖仏

 10:30 少し戻って分岐を左に下りると、妙光寺山磨崖仏。シダに覆われて。鎌倉時代のものであるらしい。 保存状態が良かったのか、かなり立派! 近くの金勝アルプスにも磨崖仏が多いけど、その延長かな?
 もう少し行くと、タヌキやフクロウの信楽焼陶器の置物がお供えしてあり、やはり滋賀県?

カロリーを気にしていては登られぬエネルギー補給ガッツリガッツリ
 最近お気に入り行動食のまるごとバナナ、お決まりのランチパックとポカリをお供えしてからいただく。

 10:50 一旦猪・鹿ゲートある麓に下りて、田中山へは花緑公園への舗装道を東に。 車道なのに猪・鹿ゲートあり。少し行き過ぎたのか?田中山への登山道に入る。ここも花崗岩のザラザラ急登。

 11:10 田中山(293M)も灌木の中。三角点あり。青空なのにまたチラチラ。
 《 491 ROSE CONFIDENTIEL 》

 11:20 少し行くと、旗振山(280M)。この岩の上で旗を振ったのかな。

 11:30 一気に下ると、墓地に出た。雪は雨に変わっていた。
 11:40 屋根のある野洲中学校自転車置き場?で雨具を着て、ランチパックをかじる。本格的雨だぁ~。最高気温5℃だった。

久々に山に登れて大満足赤い山茶花こぼれて咲きぬ
 赤い山茶花が冬の雨の景色を彩ってくれている。小止みになりポツポツ雨の中、R8の歩道を御上神社Pへ戻った。12:20
 御上神社は初詣の車の行列。交通安全の神社らしく、久しぶりに交通安全のお守りを買う。
 おっと!忘れるところだった!下山届!12:40
 新年早々の山行届承認に感謝!今年も感謝しながら山へ登ろう!

●自宅6:40=御上神社P7:40
★御上神社P7:50…8:50三上山9:10…妙光寺山10:10…磨崖仏10:30…田中山11:10…旗振山11:20…11:40野洲中学校11:50…R8…12:20御上神社P

(2019.1.14.記)

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