ワタスゲや水面に逆さ火打山

火打山〜妙高山
2015.7.28.夜〜30.

 昨年のリベンジ!
 昨年8月はずっと雨続きで、2回も夜行バスをキャンセルしたから…今年こそ!
 といっても、いろいろ事情抱え、なかなか決められず、平日2日どうにかこうにか空けられた。やれやれ〜
 交通機関もコースも調べ済みだから!と思っていたら、JRが第3セクターになり、バスの便が少なくなり、「エッ?」だんだん公共交通機関は少なくなっていくなぁ〜

 当初、テント泊予定だったが、雷雨可能性ありで小屋泊に変更すると、山行管理からは「良いじゃないですか!偶には小屋泊まりでゆっくりしてください」と返信いただいて、エッ?4年前の100kmマラソン中止した時と全然反応違うなぁ〜年月を感じるなぁ〜

7月28日(月)
 23:30 京都からの夜行南海バスは席にも余裕あり、「隣の座席に荷物おいていいですよ」と。携帯スリッパもあり。草津SAに寄りすぐ消灯。横3列のゆったり座席でリクライニングも30度位まで倒せ、完全遮光カーテンもあり楽チンで熟睡できた。

7月29日(火)晴れのちくもり
 気が付くと薄明るくなっていて、まもなく長野駅着5:33。
 6:26 朝のJR長野駅はすがすがしかった。善光寺参りの駅という雰囲気漂い、長野新幹線開通で駅舎も綺麗だったが、今年3月の北陸新幹線開業で、ここからはJRではない第3セクターで妙高高原駅へ。弱小線は見捨てられていく?金沢の一人勝ちとか〜
 妙高高原駅からバス。私一人しかいなくて、ホントにバスはくるのかな〜
 7:20 案の定、乗客私一人。そうか、今日は平日だから。
 バスのドライバーは私一人のためにいろいろ観光案内してくれる。バスは観光協会所属なので、経費節約で便が減ったこと、お客様の要望たくさんあれば増便してくれるとか。赤倉温泉は透明、燕温泉は乳白色、関温泉は鉄色、だから周りの木々も赤っぽい。
 8:15 笹ヶ峰登山口(1320M)で登山届を出し、整備された木道やぬかるみ道を行く。

雑木より立つ七月の匂ひかな
 しばらく雑木の中で涼しかったが、だんだん小さな虫がまとわりつき、虫除けスプレーをガンガンふりかける。この山行中、かなりお世話になった。なければたいへんなことになっていたような…それでなくても虫に好かれるのだから?!
 9:00 黒沢橋(1575M)から十二曲りの急登へ。12回曲がるごとに番号あり。順調に高度を稼ぐが、暑い!ボットンボットン大粒の汗が落ちる。暑い暑い!(~Q~;)
 10:20 富士見平(2064M)で、ハクサンコザクラ一輪と初めて出会う。ワッ!まだ咲いていてくれた!感激!よかった〜(´▽`)
 気持ちも明るくなり、木々も低くなり、景色も明るくなってきた。
 11:00 高谷池ヒュッテ(2105M)の三角屋根が見えた。けど、青空が消えそう〜
 ヒュッテで宿泊申し込むと、「満員なので、まだこの時間なので黒沢池ヒュッテへ…」と言われる。エッ?山小屋で断られる!(;゚Д゚)! 後で聞くと、ここは妙高市営なので、安い代わりに厳しいとか…
 グズグズしていると、雲が広がってきたので、ザックを軽くして、とにかく火打山へ。

ワタスゲや沼一面を白く染め

 11:20 天狗の庭(2110M)の湿原にはワタスゲとコバイケイソウが白い残雪をバックに揺らめいていた。薄紫色ヒメシャジン、黄色ミヤマキンポウゲの群生地も素晴らしい!

一瞬の涼風誘ふ火打山
 一瞬、逆さ火打が!シャッターチャンス!

 ダケカンバの中を行くと、アサギマダラという蝶がいっぱい周りをウロウロ。なぜか黄色マルバタケブキで、私を写して!と、じっとしている。スゴク近くまでいってパチリ!
 12:00 ライチョウのいないライチョウ平(2276M)で、ドッコイショ! 標高差1000M近くになるとチョットへばちゃん!
 火打山へはだんだん雲の中へ入っていくような感じ。ダケカンバの林からハイマツへと変わっていく。中学生100人位の日帰り登山とすれ違う。「もう少しですよ〜」と声をかけられて、しんどそうに歩いているのかな? 木道の階段を上り詰めると広い頂上に。

 12:50 火打山(2462M)にはお地蔵さんがいっぱい。ガスに覆われて何も見えず〜
 あーあ。。。 少し待ってみたが状況変わらず…
 山容が火打石に似ていることが山名の由来とか。妙高山と焼山と合わせた三山で頚城三山と呼ばれている。天狗の庭から火打山は高山植物の宝庫。花の百名山に選ばれているのも納得。

 13:50 天狗の庭に戻り、雪渓からの水をいただいて、ベンチでコーヒータイム。曇り空だけど、ハクサンコザクラを目の前に、ふわふわのワタスゲ、色とりどりのお花畑に囲まれ、天国みたい!フーッと一息!

ハクサンコザクラ君に会うため来たんだよ咲いててくれてどうもありがと
 14:20 「ハクサンコザクラの群生はどこですか?」と聞くと、先週が満開でしたとのこと。テンバに残っていると聞き、行ってみると、わぁ!
 にこやかに微笑んで待っていてくれた! 群生もまだ残っていてくれた! どうもありがとう! かわいい! いつまでも見つめていたい!
 高山植物は健気に生きている。こんなに小さいのに、冬は風雪に耐えながら、じっと息を潜めて下へ下へ地固めして、春が来るのを待っている。そして短い夏の間だけ花を咲かす。花の命は短くて…と。じっと見ていると、その力強さをもらえるような気がする。やはり、年に一度は会いに来たいな。暫く忘れていた感覚が蘇ったような、湧き上げられたような気がした。

 15:00 茶臼山(2171M)を超え、黒沢池ヒュッテへ。相変わらずの曇り空だが、いろんな花たちが目を楽しませてくれる。メチャ大きな白いキヌガサソウが印象的!

 15:30 黒沢池ヒュッテの愛想無い管理人から、「予約ない人は後で」と言われ、外のベンチで夕食を作る。やはり汗を大量に出したせいか、スープ類がドンドン入ってゆく。
 案の定、高谷池ヒュッテに断られた同類の仲間がいて、みんな一人旅なので話が弾む。京都の女性は一昨日雨飾山、車で2週間東北の山々を周る。すごい一眼レフを持った男性からお花の説明。心に余裕を持って山を楽しんでいる似た者同士で、ここで良かった!
 黒沢池ヒュッテ素泊まり6000円。建物の周りに雪が積もらないという設計の青い八角形の丸屋根の下、円の中央に足を伸ばして就寝。

7月30日(水)くもり時々雨
 5:00 みんなゴソゴソ。もう少し寝たい気持ちをグッと抑えて起床。小屋の朝食は名物クレープだというが、外のベンチでテント泊のおじさんと今日のお天気は…。
 5:30 先週、大倉乗越で崩落事故があったので気をつけて…と送り出されて。
 急登を行くと、崩落地点?ザレ場?だったが、ピッケル残置してピンクテープと、ちゃんと道を作ってくれてあった。日陰では雪渓を直登する。

朝曇り目線は遥か妙高山
 少し雲が流れ、ぼんやりプリンみたいなあの妙高山が現れた。まだかなりあるなぁ〜

崖っぷちかたまりあひてヒメシャジン
 ダケカンバに囲まれた大岩もある急登を、足元にドカンと薄紫色ヒメシャジンの群生、朱色クルマユリ、白いモミジカラマツ、ヤマハハコ、シロバナニガナが癒してくれる。

 妙高大神が祀られた石祠に手を合わせて、登りきる!
 7:50 妙高山北峰(2445M)。残念!何も見えず。

 8:00 妙高山南峰(2454M)。こちらが最高峰。例の赤い土に岩峰。少し青空が見え、妙高の街が見渡せる。昨夜の仲間に写真とっていただき、「かなりアップダウンあって急登だったね〜」

 赤い岩がポコポコしている急坂を下り、鎖場は親切に岩を階段状に掘ってくれていて、高度感ありながら安心。光善寺池あたりからポツポツ。
 10:00 天狗平(1932M)では大勢のツアー登山者と出会う。雨が降ってきたので、妙高山へ登る人と下る人とに分かれると話していらして、「もう下りてきたの?まだかなりある?」と聞かれ、「まだまだありますよ、鎖場もあり濡れていて滑りますよ」と、なんとなく否定的に説明してしまった。スカイケーブルにて1256Mまで登ったというが、ツアーってたいへん!
 燕登山道の地獄谷、逆胸突き八丁を下る。黄色イワタバコや白いマイズルソウが最後まで楽しませてくれる。称名滝から消滅の血ノ池コース。やがて雨は上がって青空が…。
 11:20 麻平(1315M)から寄り道して惣滝を見に行くが、簡易舗装の道に乳白色の温泉が流れ出ていて、メチャクチャ滑る。ヽ(`〜´)ノ  チョット覗いて引き返した。

行く雲に乗ってゆきたし夏帽子
 11:40 またまた寄り道して河原の湯へ。
 先客がいたが、少し待っていると譲ってくださり、温泉客のご婦人もいらして、下着のまま入るつもりだったが、ラッキー! うれしくて浮かれていると、ここも温泉分で滑る滑る。スッテンコロリ〜 でもホントの露天!野天! 青空の下、小さな滝と川のせせらぎと真っ緑の木々に囲まれ、わぁ!いい感じ! ご一緒したご婦人に写真も撮っていただき、グレートトラバースの田中陽希氏も来たと教えていただき、ヘェ〜!

 12:20 燕温泉(1110M)で黄金の湯へ。河原の湯に比べて野天風情がイマイチ〜
 13:00 もうチョー満足!で下山届を送信! 良かった!来て良かった!\(^o^)/
 13:33 バスに乗り、妙高高原駅へ。14:08しなの鉄道で長野駅へ。
 15:06 JR長野駅からは青春18切符で鈍行乗り継いでJR名古屋着20:18。名古屋から三重交通直通バスで帰宅。充実した2日間に感謝!感謝!

 最近、走っていても膝の調子がよく、テーピングしないできて、下りにストックの補助だけで歩けた。3kg痩せたからかな? こちらもありがたい!感謝!

★備忘録★
交通費:上野-京都260円+1140円、南海バス5800円、しなの鉄道830円×2、頸南バス1000円+500円、JR青春18切符3500円、三重交通バス1700円=計15,560円
食糧:朝おにぎり2、昼ランチパック2、夕α米+ポテサラ+スープ3、朝パンケーキ1+珈琲3、昼オレオ+大福2、行動食:アメ+グミ、非常食:ソイジョイ2+ワッフル2

(2015.8.30.記)

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