風に乗りたんぽぽの絮きまま旅

掛川新茶マラソン
2014.4.13.

 RUNNET大会百選から静岡県掛川市で開催されるマラソンを見つけた。
 レースで使用するナンバーカードと計測用チップは参加案内と一緒に事前に届くので、当日会場で受付する必要なし。 関東圏からも新幹線で日帰りできるという案内。もちろん名古屋からも日帰りできる。
 この二つが魅力的だった。フルマラソンが日帰りで参加できる。奈良や京都は前日受付で結局2回往復しなければならなかったから。
 でも、前日受付にすれば、そこへ宿泊や観光してくれるのに…とか思いながら。掛川市開催でなく、ヤマハリゾート企業開催マラソンだからかな?

 前日、四日市まで車で行き、イオン駐車場で車内泊。しっかり目覚ましかけたのに気がつかず、ふと目覚めると5時!ヤバイ!遅刻!
 少し遅れるけど、菜の花マラソン的に走れるかな〜と来た電車に乗り、名古屋から新幹線。新幹線のホームでは、ランニングウエアの人がチラホラ。ホッ!間に合いそう〜駅のトイレで着替えし、新幹線の中で朝食をとる。
 掛川駅からシャトルバスに乗り、会場へ行くと、まだまだたんぽぽ咲く芝生の上でのんびり準備している人がいっぱい。手荷物を預けて、スタート地点へ。ストレッチしていると号砲が鳴った。9:30

 丘をガーンと下り、茶畑が並ぶ道へと出る。のどかなマラソンになりそう〜
 今日は暑くもなく、寒くもなく、絶好のコンディション!曇り空がありがたい。
 海に向かって走り、河口堰に来ると、イチゴ!果物のエイドは喉にやさしい。
 川風を受けながら、また田園風景に戻る。

チューリップ走者応援するごとく
 八重桜、芝桜、チューリップが満開!
 アップダウンは全く気にならず、いつものように走っていく。
 ただこのタイムでの走る雰囲気に飲み込まれていってしまい、ハーフ過ぎると、ボツボツ歩き出す人が・・・ジュビロ磐田のユニフォームの若者団体も歩いている。少しの坂になると、走っている人なんていない。私もついつい歩いてしまう。

 エイドの戦国汁はもう全くなく、メロンは最後のひとつにありつけた。キーウイはたくさん準備してくれてあった。
 オレンジも食べやすく皮をナイフで切ってくれている手が素早い。
「たくさん食べてね〜!」そう言われると、いいのかな?と安心して10切れくらいいただいたかな〜
 また茶畑に帰ってきて、ヤマハリゾートの坂を登る。なぜか全く疲れていない。このタイムではそうでしょう!最後はごぼう抜きしてゴール!
 ちびっ子ランナーが迎えてくれて、最後までのどかな心暖かいマラソンだった。
 5時間27分35秒(ネット5時間24分42秒)

 また、バナナをいただいて、イチゴもオレンジも。もうおなかいっぱい。
 テントで着替えして、グラウンドへ戻り参加賞をいただく。6時間オーバーでもタイムラップ表示が残してあり、楽しく走ってくるランナーのゴールをスタッフと拍手で迎える。5000人の大会はとても微笑ましい。

 シャトルバスに乗って、再び掛川駅へ。木造駅舎の反対側へ周り、整備されたきれいな町並みを見に行くが、なぜかシーンと静まり返っていた。白い掛川城は緑の葉桜の木々の上にぽっかり浮かんでいた。
 帰りはもう快速電車を乗り継ぎ、うなぎ駅弁を食べながら帰ってきた。

 朝寝坊した時、目覚ましの音が聞こえないなんて!自分でも不思議だった。いつも目覚ましがなくてもなんとなく目が覚めるのに…
「もしかして、すごく疲れているのかもしれない…」と思った。今日は無理しないで走ろう。完走目的のフル、されどフル! 6時間以内で完走できればいいや〜
 この季節、4月は毎年のようにこんな感じ。昨年のさつきマラソンもおかしかった。んんん〜?
 いろいろ難題ある微妙な時期だが、季節的には晴れやかな季節なので、終わってしまうと、気持ちは明るくなり、また次の一歩を踏み出す勇気も与えてくれる気がする。
 また違うマラソン探して、6時間以内で走れる間は、やはりまだもう少しフルを走りたいな〜
 案の定、翌日の筋肉痛は全くなかった…

青嵐まだ諦めぬこころざし

(2014.5.9.記)

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