雪晴れて間近に迫る氷ノ山

2014.2.22.〜23.

 久しぶりの雪山!
 初心者ではないので計画は簡単な概要メールのみ。我が会は自立した大人の会だから。。。
 and yet、以前の装備表とにらめっこ。ビーコンもスコップもわかんも17年前のもの。あと何年雪山に登るか、登れるかわからないし、今ある装備の範囲で・・・

雪嶺を心の中に輝かせ

2月22日(土)晴れ
 4時起き5時過ぎに家を出て、JR木津駅6:21発、新三田8:18着の直通に乗る。ピッケルもあり、たくさんの荷物を持って人混みの中をウロウロもイヤだし、駅の階段上り下りもないし。結果ずっと2時間熟睡だった。でも大雪になれば完全ギブアップだけど。

 11:00 氷ノ山若桜(わかさ)スキー場からリフト2回500円に乗って1200Mまで。ピークひとつ超えるともう氷ノ山山頂が見えた!少し物足りない感じだけど、good!これがvery good!
 13:40 三ノ丸展望所1400Mでは、今朝から登られていた山スキーの押谷さんたちに会う。ビールの差し入れいただき、Wonderful!

 14:00 三ノ丸避難小屋1464Mは半分雪に埋もれている。青空に頂上が座している。明日も晴れ予報だけど、今日行きたい気持ちを抑えて・・・
 雪洞泊の予定が、乾雪で少し整地してテント設営。

 15:00 まだ明るいけど宴会開始。テントの中から暮れなずむ景色を満喫しながら、鍋を囲む優雅な時間。雪山でのこんな食事は何年ぶりかな?

 17:40 少しアーベントロート、夕焼けが雪面をオレンジ色に染めてきれいなので、急いで手袋しないで外に出たが、アッという間に凍えてしまい、シャッター押す手がow!・・・ここは雪山!油断禁物!

2月23日(日)くもりのち晴れ
 明るくなってゴソゴソ。おかしいな〜外は吹雪いている。やはり冬山だわ〜

 9:00 少し風が収まった感じなので、テント撤収。やがてガスが晴れてきた。やはりね・・・
 朝から登ってきている人たちのトレースあり。久しぶりの週末の晴れ日和ですもの。山スキーやボーダー背負っている人たちが多い。単純な山登りは私たちだけ・・・

 西尾根は東尾根より樹氷が少ない。樹氷モンスターも可愛い様相。
 ツボ足で歩いているので時々ゴソッとはまってしまう。スノーシューが歩きやすそうだけど、程よいしまり具合でツボ足でもそんなに苦労はなかった。

青空に光集めて雪の華

 10:30 氷ノ山山頂1510Mでは、巨大なエビの尻尾もできていて、数日前の大寒波を思い返す。

 最近は一年中異常気象で、よほどお天気に合わせないと山登りが難しくなってきた。やはり自然が相手ですもの、自然に逆らわず、お天道様のご機嫌のいい時に上手にお付き合いしたい。

 やはり今日は抜群の登山日和になった。青空がグングン大きくなって、太陽がサンサンと眩しい。
 アッ!こちらも油断禁物!サングラスとともに、日焼け止めクリームではなく、顔を紫外線から守るため先週のマラソンでいただいたBuffを纏い完全防備。

 13:00 リフト終点まできて、スキー場の南側の端っこの木々の間を下る。ボーダーのシュワッという音が近くなると、こちらにぶつかってきそうでドキッとする。尻セードできるほどの斜面ではないけど、何回も滑落停止訓練しながらリフト下まで下山。14:00

 14:30 若桜ゆはら温泉に寄り、新三田で初めての焼肉食べ放題!もう歩けないよ〜
 気持ちもおなかも満腹で、直通JRに乗り2時間、ボォーと余韻に浸りながら帰宅。

 来月の奥美濃合宿を目指しての山行で、ブランクも心配だったが、お天気も晴れ、気持ちも晴れ晴れできた有意義な雪山山行に感謝!

 少し安心!少し自信!少しファイト!

三寒の四温の空にキックオフ




下山待つ真っ暗闇に白き雪 裕

 もう真っ暗ですよ〜
 たぶん二次会が盛り上がってしまったかも・・・
 もう!フン!

 コレがYMの宿命か!
 めげるな!事務局!

二〇一四年一月二六日




∞ 編集後記 ∞
 春3月!
 木々が芽吹き、新しいスタートに胸弾ませる季節!
 そう、大好きな季節だった。
 2月、京都マラソンを走った時、スタートセレモニーで黙祷を捧げ、「3.11.忘れない」「今、私にできること」「一歩ずつ前へ」と書いたゼッケンをランナーそれぞれが身に付け、「絆」のワッペンを貼って走った。平和で安全で自由に走れることに感謝して・・・
 でも今もあの時と同じ気持ちがよぎる。春遠し今できること。。。。。

(2014.3.5.記)

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