汗たらりん 椿の絨毯 赤子谷

初級登山学校・蓬莱峡〜赤子谷右俣
2012.4.21.

 日曜日は大雨強風予報のため、急遽土曜日の実技に変更になった。最近は雨といっても普通のしとしと雨ではなく、強風伴い災害もたらす豪雨になる。異常気象!

 4時起きで5:56の近鉄に乗ると、余裕で宝塚8:20のバスに間に合う。JR横のスーパーに寄り道。品揃え豊富。
 蓬莱峡は春爛漫! 先々週にはまだ全く咲いていなかった桃の花も満開!岩と青空とのコントラストがとても晴れやかで清々しい。

 受講生5人にコーチ9人(内4人は新人コーチ)はチト厳しい。一人で懸垂下降の指導に当てられたが、少しアタフタ〜 50mロープを半分ずつ懸垂とバックアップにセットする。同じ色だからややこしいけど、受講生が安心と思いながら。けどあまり意識はなかったみたい。途中からH田コーチも加わってくれて、とても頼りになる姉さ〜ん!
 緩斜面登下降、懸垂下降、小屏風登攀を各2回ずつクリアして終了。

 11:00 車道に戻り、赤子谷右俣へ。山桜はもう終わった感。赤子谷終了地点にコンパスを当て方向を決めて、これがベース。
 12:00 赤子谷右俣は右岸に登山道があるが、沢を登っていく。沢靴でないこともあり、蜘蛛の巣を払いながら濡れないよう登ることになる。一昨年の左俣の方がきれいな滝あり、ミニゴルジュありで変化楽しめる沢だったが・・・
 堰堤登場、いきなりの高巻き!慎重にトラバース!残置のややこしいロープを頼ってはダメ!
 堰堤を越えてまた堰堤。木漏れ日が降り注いでいるが、すっきりした沢でない。風通し悪い谷に入っていて蒸し暑い。熱中症に気をつけて、汗たらたら・・・

水垂るる 谷を抜け出て 椿道
 13:00 二俣から左のますます細い沢に入り、やがて山道となる。赤い椿が満開で、絨毯敷き詰めたような落椿に促されながら、ところどころタムシバの白やクロモジの黄色も目にやさしい。

 少し左に逸れている感じのまま突き進んでいくと、ピッタリ六甲縦走路に出た。通りゆく風にホッ!ここではミツバツツジも満開!

 13:50 早足で塩尾寺へ急ぐ。桜はもう葉桜になっていた。早いスタートだと思ったが、いい時間になった。
 14:30 記念写真を撮って反省会をして宝塚へお決まりのMnMnに無事着陸した。

 臨時実技だったが、沢歩きもチョコっとかじった中身のこゆいお得な一日だった。これで基礎トレーニングは終わる。ギアの扱いに関してはまだまだ不確実で不安も残るが、これから我々コーチも一歩ずつ夏バージョンへ入ってゆく。

講釈も 耳に慣れつつ 春惜しむ

(2012.4.30.記)

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