菜の花や 白き息追ふ フルマラソン

天孫降臨菜の花ツアー
2011.1.7.〜11.

1月7日(金)くもり
 今年も恒例の天孫降臨ツアーで始動、事始め。
 17:00 今回もありがたいことに連盟事務所集合。O倉さんの10人乗りの車で南港へ。いくつもの高架が交わっている道路を夕日が染めて、都会の風景ながらとてもきれい。
 19:00 フェリーは今年も空いている。総勢10名は柱のない広い場所を確保してプチ宴会。消灯後も通路でチビチビ。船の中は乾燥していて、S田さんにマスクをもらって就寝。

1月8日(土)快晴
 毎年なぜかここへ来ると体調不良になるので、今回は持参したコーヒーをチンして朝食をとる。
 8:30 今日は快晴!宮崎の空は雲ひとつない。昨年の口蹄疫の暗さは全くない。実家に帰るK原さんと別れて、霧島へ。
 11:30 真っ白の銀世界!お正月に降った雪がたくさん残っていた。韓国岳までは遠足の児童も多く、渋滞気味。樹氷がどっさりついている。エビのしっぽの上にもどっさりくっついている。

噴煙は 東に流れて 桜島
 韓国岳頂上近く、真っ青な空をバックに視界が広がる。大浪池のずっと向こう、桜島の噴煙が東に流れているのがよく見える。昨年よりも大きい。また降灰に苦労されるなぁ〜

 南東、高千穂峰↓も雪化粧。向う新燃岳も昨年より多く噴煙を上げている。九州はまさに火の国!

 12:50 韓国岳(1700M)から、縦走の足を延ばすと、踏み跡がなくなる。縦走する人はいないみたい。
 O倉さんトップでずっとラッセルしていただく。だんだん雪が深くなる。雪解けのグジュグジュはないけど、時々ズボッと落ち込む。獅子戸岳まで長かったなぁ。

サングラス 取りて冬空 眩しかり
 15:10 獅子戸岳(1429M)から振り返ると、雲ひとつない青空の中に白い帽子を被った韓国岳がどっしり構えていた。新燃岳方面のルートにはトラロープが張ってあるけど、くぐって縦走していく。

 16:00 新燃岳↓(1421M)は小さな噴火をしていた。縦走路は噴火口を半周するので、硫黄の匂いで少々息苦しくなる。足早に通り過ぎた。後で知ったのだが、新燃岳はレベル2で火口周辺規制となっていたそうだ。中岳の手前にもトラロープが張られてあった。

 16:20 中岳(1332M)にきて噴煙から解放されて、ホッと一息。眼前に広がる高千穂峰↓にも雪が残っていた。吹きっさらしの稜線だけ赤土を見せて、昨年とは異なった白い衣装がとても美しい。今年の降雪の多さを改めて感じる光景だった。

 17:00 順調に高千穂河原へ下山。メールで下山報告をしようとしたら、ジャスト携帯電話が鳴った。K原さんがジャストお迎えにきてくれていた。こういうところは抜け目なくさすがだなぁ〜と感心。
 アイスバーンになっているので車は入れず、車回収と買出しのためアスフェルト車道を1km歩く。こちらの方が山よりややこしくて、おっとっと!

 あっという間に薄暗くなった。鹿が平気で車道にデンと立っているので、車は遠慮してソロソロと。ここは吾が輩の領域だから・・・と主張しているかのように。
 韓国岳登山口への道は凍りかけていた。ノーマルタイヤなのにドンドン突っ込む。右には韓国岳が夕焼けに映えてとても美しい。夕日が樹氷を照らして神秘的な光景に広がっていた。
 やっと登山口で車回収して、我々は買出しへ。高千穂河原では結局2時間位待たしてしまった。寒かったって。
 20:00 いつものスーパーで買出しして、いつもの霧島の宿にたどり着いた。掛け流しの温泉に入って、宴会は日付替わる近くまで続いてしまった。

1月9日(日)くもり
 5:00 真っ暗の中、宿を出る。ドライバーにはホントに感謝!と思いながら、しっかり熟睡してしまった。
 指宿に入る手前からやはり渋滞。年々参加者は多くなり、今年の参加者は2万人。
 いつもの小さな橋の横の芝生にテントを張り、受付に行く。あわただしく引換券をたくさんもらったけど、TシャツはLLサイズしか残っていなかった。着替えていると、スタートの号砲が鳴った。

 9:08 スタート 8分遅れでスタート。
 9:38 5k(k6分) 横に手をつないで走っている人もいて、追い越せない。いつものことながらイライラしたけど、まぁまぁのペースだわ〜

この坂を 越えれば菜の花 畑なり
 10:08 10k(k6分) 上り坂ばかりなのに、順調!

冬ざれや 笠雲乗せて 薩摩富士
 10:38 15k(k6分) あまり給水・給食は欲張らないと言い聞かせて走る。
 10:55 枚聞神社の曲がり角  あれっ?昨年より5分早いわ〜
 10:10 20k(k6.4分) 初登場のモスグリーンのマンゴージュースがメチャおいしい!欲張らないと言っても、ガス会社の豚汁だけはいただく。塩味が喉にやさしい。
 11:44 25k(k6.8分) 長崎鼻あたりは菜の花畑が広がるだけでなにもなく、吹きっさらし。その上にポツポツ冷たい雨が・・・なんでこんなに寒いの〜

かじかめる 手に一粒の チョコレート
 12:22 30k(k7.6分) ゆるやかな上り坂なのにスピードが出ない。やはり練習不足・・・でもぜんざいも豆スープもいただく。寒いのに小さい子供も、チョコレートやキンカンを差し出してくれている。そんな黄色い声援を受けると、不思議と元気になる。
 12:58 35k(k7.2分) 山川駅過ぎのちょっとした上り坂はもう歩いているようなスピード。足がこわばっている感じ。何度もスプレーを吹き付ける。
 13:47 ゴール(k6.8分) 町に入ると膝に堪える石畳があったのに今年はなくなっていた。ラッキー!でもこの南国でのとても寒いマラソンだった。(気温9℃)

 4時間47分51秒。マイナス8分。12月50km、1月10km、の練習だから、ねぇ〜 でも給水セーブしたら途中トイレへ行くことなく、なぜか今回は膝も全然痛くなく走り終えられた。なぜかわからないけど、とてもラッキーだった。
 「ゴール手前2kmで追い越されたから、1km手前で追い越してやった」と言うO倉さんは毎日7km走っているって。ということは月200km走っているって。スゴー!

 たくさんのお芋とおにぎりをいただいて、帰路へ。走らない組からメールが入っていて、雪が降っていたので、霧島山系には行けず桜島見物されたという。我々は大回りして渋滞を避け、鹿児島空港の横を通って無事宿へ戻った。
 20:00 走らない組がお鍋を準備してくれていて、ありがたくいただく。やっぱり疲れたわぁ〜練習不足もありもう足がヨタヨタ。ボォーとしながら、サッカーアジアカップ初戦を観て就寝した。

1月10日(月)くもりのち雪
 9:00 霧島神宮に参拝して、福岡へ向う。九州自動車道を北進。福岡に入ると雪がチラチラ。高速は途中で通行止め。一般道を暫く走り、また高速に入って新門司港へ。買出しをしてフェリーへ。
 18:40 個室も余裕あり、ゆっくりくつろいで神戸港へ。

1月11日(火)くもり
 7:00 JR三宮駅まで送っていただいて解散。充実した3日間でした。ずっと安全運転していただいたO倉さんにはホントに感謝です。

菜の花や 冷たい雨に 打たれても
 毎年この天孫降臨ツアーでは体調不良になってしまうので、今回は水もコーヒーも持参したけど、すべてそういう訳にもいかず、また今回も、そして風邪も持ち帰ってきた。42.195kmというフルマラソンはやはり自分の身体に無理を強いているのかな?とも思いながら。
 昨年、開聞岳を登ってしまったから、今年はもうモチベーション上がらなくて走らない組に入ろうと思ったけど、締め切りギリギリでエントリーしてよかった。やはりフルマラソンは走り甲斐があった。完走後の充実感はハーフと全然違っていた。体調管理万全にしてまたフルに挑戦してゆきたい。

新燃岳 爆発噴火 凍てし雲
 1月26日に新燃岳が噴火し、27日の爆発的噴火により、噴煙の高さが火口から2500m以上と雲に達し、火口から8km離れた都城市に直径8cmの噴石が飛んだのが確認された。噴火警戒レベル3となり、完全に立ち入り禁止となった。
 ピカピカ稲妻を伴い激しく噴火する様子をテレビで見て、圧倒された。私たちが登ったあの時も、地下ではマグマ活動を始めていたという。私たちは何も知らずに・・・何も調べずに・・・
 またその後宮崎では鳥インフルエンザが発生して、降灰と重なりご苦労が堪えないことになってしまった。新燃岳も溶岩ドームができ火砕流の危険あり、長期的なものになるらしい。山の形はもうすでに変わってしまった。昨年見た桜島での当然のように火山灰と共に暮らす情景とそのたくましさが、今また頭の中を渦巻いている。

 ただ、あの霧島の宿でボォーと観ていたサッカーアジアカップは29日、ドーハにて優勝を果たした。

噴火写真はFNNニュースより

(2011.1.31.記)

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