一週間前、初級登山学校裏六甲蓬莱峡赤子谷左股からの下りに痛めた右膝がまだ痛い。でも平坦と上りは走れる。下りが問題。このさつきマラソンコースは、往路はやや上り、復路がやや下りとなっている。だから、大丈夫かな・・・といつものことながら楽観的に考えて今年も参加することにした。
宍粟市は佐用というところで昨年夏大雨による洪水被害があったが、ここ山崎では例年のようにさつきマラソンが行われることになった。
4月17日(土)くもりのち晴れ
昨日までの大雨は朝方上がり、薄雲の間に青空が顔を出している。
13:00 JR甲子園口集合。例年のごとく、前日早くから集合して兵庫県宍粟市山崎へ向う。
焼き鳥の 煙いずこに 鴉の巣
大会のスタッフが準備をしている横、誰もいないグラウンドのタンポポ咲く青芝生に難儀な人持参の藁のムシロを広げて、陽の高いうちから、何の違和感もなく宴会が始まる。やがて、Y田さんの七輪にモクモク煙を上げて焼き鳥も登場した。地元では絶対できない行動だわ〜昨日までの1kgダイエット、体内年齢27歳も忘れて、頬がうれしく動いている。
日暮れ近くになると、やはりひんやりしてくる。羽毛の上下を着て正解。今年はゴール付近の八重桜はピンクにちょっと染まった程度でまだ咲いていなかった。昨日東京で雪が降ったという冬のような寒さの影響かな?
4月18日(日)晴れ
6:30 7人寄ると超早起きの人は必ず混じってくるものだ。もうちょっと寝たいな〜と思っても起きてしまった。でもラッキー!おいしいコーヒーが迎えてくれた。
昨日仕入れたうどんとバナナをしっかり食べて、右膝をしっかりテーピングして、CW-Xのスパッツを身に着ける。そして、買ったばかりのランスカで今日は走ろう!
10:00 ハーフマラソンスタート。みんなと一緒に並び、スタートする。
「1km7分で」とK原さんが声をかけている。「キロ何分」なんて今まであまり考えなかったことだけど、少々ゆっくりながら、いいペース。ついていけるところまでついていこう。
山桜 ようこそここへと 歌ってる
やはり今年は色鮮やかな芝桜もチューリップもあまり見当たらない。菜の花が風に揺れ、山桜の薄いピンクだけが笑っている。
あっという間に5km付近の大きな鳥居まできた。足がちょっとビビッときているので、大きく右にカーブする橋の手前でスプレーをお借りする。
まもなく、トップの選手が折り返してきた。後ろの方で、「いち、にぃ、さん、・・・」と言っている人がいる。熊の被りものをした人が大声で順番を数えているのだ。いろんな人がいる。
私たちも折り返し地点にきた。ここまでとても早く感じた。全然しんどくないし、いいペース!
11:15 折り返した途端、今まで一緒だったK原さんはビュンとスピードを上げ、アッという間に見えなくなった。M本さんとも離れてしまった。「ここで急ぐのはいけない」とSちゃんが言うので、ペースを元に戻す。
バナナとおにぎりとオレンジのある給水所でSちゃんと別れる。ここから5km、なんとごぼう抜き!メチャクチャ気持ちいい! 全然飛ばしているという感じでもないのに他の人がなぜか遅く感じる。自然と悠々快適に走れる。初めての快感!カ・イ・カ・ン!
15km地点、Sちゃんが追いついてきた。彼女は来週トライアスロンがあり、今回はトレーニング程度。
「胸骨をはり、おなかで息を吐く」とプロのアドバイスしてくれる。腕を上げて走る。膝の痛みが和らぐ。いい感じ!
時々このアドバイスを忘れて前かがみになると、膝が泣き出す。そしたらまた思い出して走る。ゴールまで快適だった。全然しんどくなかった。これからはこのペースで走ろう! どうしよう〜だんだんランが楽しくなってくる。困ったなぁ〜
2時間13分23秒。タイムのことよりも楽しいマラソンだった。タイムを狙うとこの楽しさはないだろう。M本さんアドバイスのグルコサミン3980円を買って、来月のオリーブに備えよう。膝を大事にして、なが〜く走りたいもんね!
そして、いつもの打ち上げ会場へ向う。たこ焼きと鰹節マヨネーズ、焼き鳥と白玉小倉抹茶アイスをいただき、おなかいっぱい、胸いっぱいの帰路についた。いつもの心優しい仲間たちに感謝! ふと気がつくと、いつのまにかいつもいい仲間に囲まれている私。そう、神にも感謝!
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