西東 欲張りやさんの 沢登り

初級登山学校
上越魚野川仙ノ倉谷西ゼン・東ゼン〜平標山
2008.8.7.〜10.

8月7日(木)
 22:00 いつものようにJR森ノ宮駅横の駐輪場に集合。いつものようにトランペットの練習音色に見送られながら、出発。今回はお天気good予報もあり、トランペットの音色も耳に楽しい。

8月8日(金)晴れ時々くもり
 7:00 見覚えあるJR土樽駅の高架を見上げながら、バスは林道ギリギリまで入ってくれた。それから1時間の林道歩き。吊り橋を渡り右岸に移り、湿っぽくぬかるみの多い平標新道を少し不安になりながら1時間ほど歩いていくと、遭難碑のある、平標新道との分岐もある仙ノ倉谷徒渉点に至った。ここがB.C.となる。

 10:00 仙ノ倉谷遡行へ。大きなゴーロを抜け、滑り台のできる大岩も現れる。深緑色の水の色がこの沢の大きさを予感できる。
 11:00 川幅が広い中、ナメ床の連続が始まる。空は青空、木々の緑濃く、それらを全部抱え込んで沢が流れている。

雲の峰 神創造の 沢流る

 11:20 西ゼン、東ゼン分岐はスケール壮大!圧巻!メチャデカイ!
 西ゼン出合ナメ滝20×40m↓に釘付けになってしまう。少し赤褐色がかったスラブの上を、白い泡波が太陽の光サンサン浴びてキラキラ光り、サァ〜と気持ちよく流れてくる。沢の音もメチャさわやか!

 右の西ゼンは緩やかなやさしい流れの滑滝に対して、左の東ゼン↓は豪快な流れの滝が青空の先まで続いている。これが日本の沢なのか?って疑う位の雄大さだ!

 今日は西ゼンへ。かなり上まで見渡せ、扇形になっているスラブのナメ滝は右側を登る。水の流れていないところは乾いているので、すべる心配なく自由に登ってゆける。両側がスゴク開けているので、メッチャ気持ちいい!
 第1スラブの滝は左側を登る。水流沿いや草付きを確実に登っていく。スラブ帯がなが〜く続く。
 第1スラブ帯が終わると、大きな雪渓↓に出会う。注意深く、雪渓の傍によると、スゥーとひんやり。

 13:20 第2スラブの滝はさらに扇形に広がっていて、さらに開放感あり雄大さ抜群! こちらの方が傾斜強く、左側をザイルにカラビナスルーで登る。ところどころ草付きもありヌルッとするが、岩は乾いていて斜めバンドも走っているので、安心して登れる。

 こんなにいいお天気の中、こんなスケールの大きな沢を登れることは滅多にないので、受講生を気遣いながらも、この大スラブの眺めを十二分に満喫する。
 14:55 第2スラブの滝が終わり、ふと振り返ってみると、メチャックチャ雄大なスラブの沢が広がり、足のすくむ想い。すごい開放感と高度感だ。思いっきり深呼吸!メチャ気持ちいい!
 美しい7mのスダレ滝は左側を登る。それから小さなナメ滝をいくつか越えていく。
 15:30 笹のヤブコギに入る。
 踏み跡はあるのだが、だんだん背よりも高い笹薮となり、例のごとく持ちまくりの笹との格闘になる。途中笹薮が切れたところで一旦休憩し、またヤブコギに入り、ポッと1860Mコルの地塘に出ると、まもなく登山道の尾根に出た。16:40

 17:00 平標新道の下り始めは西ゼンの全体像を眺めながらの下山。西ゼンのスラブ滝→全体を見下ろすと、やはり素晴らしいところを遡行してきたんだなぁ〜ってしみじみ感じることができた。
 後半登山道はかなりの急坂になり滑りやすく、運動靴に履き替えていたのに、何度も滑ってしまった。
 18:30 やっとこさでB.C.に到着。河原のゴロゴロ石を均してタープを設営。やはり疲れもあるのか、食はあまり進まなかった。

 「ホントに明日東ゼン行くのかなぁ〜?」と思いながら就寝。

8月9日(土)晴れ時々くもり
 3:30 起床。ホントに行くんだ! なぜか自然とそういうバージョンになってしまうのが自分でも不思議!

 5:10 今日は平標山から元橋へ下山するので、全装備を背負って出発。西ゼンとの分岐まで昨日と同じ道。昨日のような遊ぶ余裕なく、先へ先へと進む。

 6:00 西ゼンとの分岐から、左側の東ゼンに入る。
 まず、20mトヨナメ滝を登ってゆくと、30mの滑滝が続いている。草付きも混じった、少し傾斜したバンドを右側から越える。
 中ゼン出合手前の20m滝は、左側の草付きから巻く。中ゼンの豪快な流れを右に見て、20mL字滝は右側を登っていく。

 7:50 メインの大滝2段60m滝が現れる。メチャクチャ豪快! 西ゼンとは違った趣!全員で記念撮影。

大滝を 背に従えて 仁王立ち

 滝の飛沫がまともにかかるシャワークライミングになるので、みんな雨具を着る。

 1段目は、左側から斜めにO倉さんトップで取り付く。むかるみっぽい怪しいところを水流の方へトラバースしてから、やや右方向にお助けシュリンゲを頼って、シャワークライミングで1段目滝口に登り切る。直登という高度感もあり、滝の水際でモタモタしていると、身体が冷え切ってしまう。コーチも受講生も必死だ。これが初級レベルの登山なのか?って疑うくらいのクライミングであった。

 9:00 2段目の滝はまさしく垂直なので、左へトラバースして左側を巻く。泥のルンゼの中、ブッシュを掴みまくり、お助けシュリンゲも使って強引に登って滝上に出た。
 10:00 一転、滝上は太陽の日差しがとても暖かく、冷えた身体が救われる想い。大勢なので、かなりの待ち時間1時間?だった。慣れていない受講生は苦労したようで、素直にコーチの指示に従う気持ちが大切だと思うよ。

 11:00 それからも、滝がまだまだ続いている。太陽サンサン浴びてとても気持ちいいので、小さな滝も名残惜しくなり、ゆっくりと遊びながら登る。東ゼンは北に面している沢だが、全然暗くなく明るい沢だ。
 そのうち滝はだんだん小さくなり、またもや50分の笹ヤブを漕いで、平標山への稜線に出た。14:50
 頂上への道はなだらかで、木道がきれいに整備されてあった。

連チャンの 遡行見守る 秋の雲

 16:20 平標山頂上(1983M)。元橋へ下る下山道は一般道なので、昨日とは違い歩きやすい。そして一面のお花畑。ピンクのシモツケソウいっぱいの中に、白色のミヤマシシウド、紫マツムシソウ。遠くに苗場山を仰ぎ、振り返るとなだらかな平標山、空は秋を告げる高積雲のひつじ雲。なんと優雅な気分! 足の疲れも忘れ、全身全霊すがすがしい気持ちで下山。

 17:50 バスに乗り、温泉へ。スーパーで出来合い物を買い出し。
 19:50 大源太キャニオンへ移動して、簡易テントのバンガローをお借りする。みんなさすがに疲れていて、食材を作る余力などなかったよ。

8月10日(日)晴れ
 今日もいい天気!
 9:00〜18:00 延々とバスに乗り、無事大阪に帰ってまいりました。校長はじめ、コーチ陣、受講生たち、全員無事に1山行2遡行、こんなにドデカイ沢二つを二日連続して登り終えられて、感謝!の一言です。感動!感動!の連続をどうもありがとう!

(写真一部初級HPより拝借)
(2008.8.26.記)

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