「やっと今ここにいる・・・」
4月15日(日)快晴 気温20度 湿度55%
昨日、甲子園口からY田さんのクラシックカーに乗せてもらい、三田でK原さん、M本さん、K下さんを乗せて、ここへ来た。春爛漫!春本番!新緑眩しく、山桜がポコポコ浮かんでいる中、ここへ来た。
風光る さつきマラソン 再デビュー
「今日は暑いで〜これ、ブドウ糖・・・」
「そうか、今日は暑いのか?ブドウ糖?」
そういう感覚も薄れてしまっている。でも、4年ぶりにみんなと一緒にこのスタートラインに、今私は立っている。走る前なのになぜか安堵感。
10:00 いつものペースで走り出す。走る感覚は変わっていない。でもいつまで続くかな?
5kmを過ぎ、大きな鳥居が見えてきた。毎回立ち寄る給水ポイントで、M本さんからブドウ糖をいただく。あまり変わらないような気がするけど、M本さんは涼しげにスゥ〜と追い越していかれた。
太陽と 合唱している チューリップ
さつきマラソンは高低差がないと思っていたけど、往きは少し上り坂になっている。前回は強い雨の中、芝桜のピンクばかりを見て走った。今年の芝桜はまだ少なく、葉桜が風にそよぎ、菜の花は背伸びして、チューリップは大きく口を広げ太陽と合唱している。
カーブする橋を過ぎると、折り返してくるランナーとすれ違う。みんな暑そうに走っている。Y田さんもK原さんもギラギラしている。過酷な日になった。
11:00 やっと折り返し地点まできた。ここまで歩かずに走れた!
でも地元の人達の声援が途切れると、気持ちも途切れ、歩いてしまう。
「ゆうこちゃん、がんばって」
「先生かな?」
違う???雰囲気似ているけど違う。全然知らないおじさんに声かけられた。どうして私の名前を知っているの?と思ったら、ゼッケンにフルネーム書かれてあったから。そのブルーのシャツのおじさんに励まされて、また走り出す。
お礼言わなくっちゃ!と頑張って走る。そのブルーシャツのおじさんは森本さんという名。追いついてお礼を言ってしまうと、また気分が緩んで歩いてしまう。
あと5km地点を過ぎると、本物のI信先生に追い越された。先生は元気だなぁ〜本物の先生に励まされて、また走り出す。先生に引き寄せられるように、歩かず走っている自分がいる。暑いという感覚よりも左膝がジワジワ痛い。ダイエットできてないから?
あと3km、あと2km、街に帰ってきてからが長い。
「さっきアップしたとこや」
先生に励まされる。今朝、先生とアップしたところまで帰ってきた。それからグルッと一回りして、膨らみ始めている八重桜へゴール! 先生から1秒遅れてゴールできた。2時間04分41秒。どうもありがとうございました。
筋書きの ない一日に 山笑ふ
「あ〜、しんどかった」
と、フラフラしていると、
「ずっと後を走っていました。途中歩いていたのに最後頑張って走っていたから」
と、ぽっちゃりした色白の男性に握手を求められた。
「そう、よく頑張ったね」
と、また知らない色黒のおじさん。
「あ〜あ、なんで、私より遅い人に褒められるの・・・」
でも、これがマラソンなんだ。一時期タイムばかりを追って、何かを忘れていたような気がしていた。タイム競う人にくっつかれて、窮屈な思いをして走ったこともあった。自分自身、タイムに挑んでいたのだから仕方ないことだったのかもしれない。あの時はあの時の達成感があった。でも、今は今の充実感がある。いろんなことがあったけど、こんな感じでいいからまた走りたいと思う。
飲み放題のレモン水を5杯いただいて、テントに帰る。お隣のタープからは焼肉の煙が漂う。ここの風情も変わった。その煙をあてに用意しておいた自分へのご褒美をプシュ!
夏のような陽射しがキラキラ眩しい。寒の戻りがあったせいか、ゴール付近の八重桜はまだ咲いていなかった。昨夜の空き缶とゼッケンを並べて記念撮影して、帰路につく。
帰り道、友達からの携帯メールで、伊賀市震度5を知る。家に電話すると、気丈な母の「なんでもなかった」の声。旧上野は震度4だった。久しぶりにマラソンに行っただけなのに、震度5のニュースのため、山以外の友達にはバレバレ。
その後、Y田車では熟睡してしまった。K下さんにまで「バク睡だったよ」
たこやきを コロコロ回し 春満月
車は甲子園口に着き、たこやき屋さんと焼鳥屋さんで運転お疲れさま会。 YMのnewバージョンにウルルン!お顔も満月! 感謝感激爛漫の一日でした。
|