「こんな暖冬はやっぱり気味が悪いなぁ」と思いながらも、新聞のスキー場便りの横で、"梅便り・満開・中山寺梅林"とあった。
10:00 阪急中山駅には、O川さんとK下さんとK原さんとH野さん。お天気良過ぎて、みんな登りに行ったのかな?
丘陵を おおいつくして 梅日和
中山寺へお参りして、ピカピカのびんづるさまのあちこちをなでてお祈りしてから、観音様の広場へ。なんとメチャメチャ満開! 駅から近いせいか、老若男女、人も多い。
広いとはいえないけど、山肌を赤い橋を渡りながら一周できる。白加賀という名前の白梅が今ちょうど満開で、山を覆い尽くしている。鹿児島梅、唐梅、冬至梅という紅梅は、もう満開を過ぎていた。
焼肉の 煙に負けじと 香る梅
手入れされている芝生に銀マットを広げて、K原さんのワインで乾杯。O川さんの大根の葉と小女子の和え物やまさに清酒色をしている"花衣"をいただいていると、いつのまにか周囲の雰囲気は、桜のお花見みたいな感じになっていた。お隣からは焼肉の煙と匂いがプンプン。慎ましく謙虚な梅見という雰囲気ではない。この妖気?陽気のせいかな?
「そのうち、火を使うなって言われるよ」とH野さん。
「昔は片隅で小さくなって宴会していたのに・・・」とK下さん。
やがてI信先生、M本さん、K島さんもいらっしゃって、K島さんの蒸しただけの料理をいただく。ニンジンは甘くなっているけど、からし菜はやはり辛い。
風眩し 観音様の 指の先
I信先生は、あの観音様の手の向きがおいでおいでしているとおっしゃる。そう、私もそんな感じがしていたんだけど・・・どうしてかな?
飲み物を飲んでしまったから?そろそろ片付けはじめて・・・
「うたは?うたは?N川さんがいないとこうなんだから・・・」と○○さん。
パッキングしてから、また座り直して・・・
スゴイ!さすがにスラスラ次から次へと溢れだすように詠み始められる。一人でペンネームいくつも持っている方もいらっしゃるのだから。
「ほぉ〜」と感心しながら、またチャチも出てくる。いつもの光景。
14:30 即効でお勤めを終え、終了。
帰りは、O川さんお薦めの梅田地下の西垣屋という立ち呑み屋に、K下さんとI信先生と一緒に寄ってみた。ふ〜ん、これが大阪文化なの?カウンターに斜めに身体を入れて「つめてください」と言われて肩をすぼめて、どこかせわしい感じがするけど・・・
便りなき 友を想ひて 梅二月
久しぶりに笑っていられた一日だった。なんやかんや言っていても、笑っていられた。今の私の周りは介護や病気の話ばかり。私は聞き役。とにかく聞き役。そんなマイナーな日々だったから、この梅見歌会はとてもとてもありがたい一日でした。
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