せせらぎと 笹波光る 後山

H・Cかざぐるま&岡山こまくさ交流山行
2003.5.17.〜18.

5月17日(土)晴れ
 7:45 JR大阪駅に集合して、三宮駅へ。H・Cかざぐるまの山行は船上山以来、2年ぶりというご無沙汰。
 8:30 かざぐるま参加者34名なので、JR三宮駅東急イン前にて、なんと旅館と東粟倉村のバス2台連ねての送迎に預かる。運転手さんは村の助役さん。今日は土曜日だから、ご苦労さまです。
 YMCCからはN川さんやK月さんの参加で、バスに乗るといつものプシュが始まりそうな気配だけど、これから山ヘ登るのだから、さすがに自重???
 中国自動車道佐用ICから岡山県東粟倉村へ入る。近くには今年のNHK大河ドラマ宮本武蔵の生誕地や姉のお吟を幽閉した山牢があって"武蔵の里"の観光案内が賑々しい。
 10:10 後山キャンプ場(720M)に着いて、ソフトコース若杉原生林パーティを見送り、かざぐるまの後山パーティ18名(視障者6名、晴眼者12名)は岡山こまくさH・Cと共に早速登山道へ。行者川支流のせせらぎとミソサザイのピピピピィ〜を聞きながら、ブナやミズナラの中、石畳状の沢沿いを歩く。日差しが暑そうだが木漏れ日の中なので森林浴に和まされる。幅1mの浅い川をリーダーのY川さんは靴を濡らすつもりで安定したところを歩くように指示される。大きな石をポチャポチャと投げ入れて安心をつける。
 12:30(1136M) ヒノキ林の中、ジグザグの高度を上げる木の階段状が終わると、クマザサが出てきて尾根歩きとなる。ここからも木の階段状が稜線まで続いている。
 13:20 船木山(1334M)、中国自然歩道の縦走路はクマザサの中。オオカメノキの可愛い白い花が落ちている。ネマガリタケが20cm程頭を出していて、ポキッポキッと簡単に折れるので、皮をむいてそのままかじる。香も残っていてスゥ〜とした風味。
笹原の切れ間から、右手に明日登る予定の日名倉山(美作富士)が見える。中腹になにやらコンクリートの四角いものがドンと建ち、植林と雑木がくっきり分けられていて少々興醒め・・・ 広がっている裾野だけが富士山っていう感じかな・・・
 13:50 後山(1344M)到着。祠があり、一等三角点はどっしりしている。今日は春霞が同居しているような五月晴れで、南は瀬戸内海まで見渡せるそうだが、ザンネン・・・ 氷ノ山、扇ノ山もあいにく木々に阻まれて、お隣の三室山まで。
 14:10 記念撮影して下山。兵庫県側に下る板馬見渓谷は昔の修行道でかなりの難?コースらしい。後山は元来修行の山で中腹の女人堂から奥の院は女人禁制という。我々は真正面に船木山の光っている笹原を見ながら、来た道を引き返す。
 上りの尾根歩きからS々木さんのサポートをする。久しぶりなので、手厳しくご指導賜る。整備されている道だが、木の階段状を留めてある針金が浮いていたり、丸太だけが飛び出していたりする。少し慣れてきたかなというところで終わるんだろうな・・・ 15:50 キャンプ場まで順調に下り終える。バスに乗って、"こぶしの里後山"村営宿舎へ。ソフトコースの方々もすでに到着されていて、順次入浴し、夕食、交流会へ。
 お膳の上にはかざぐるまの形の折り紙がおかれてあった。宿の人の心遣いがとてもうれしい。広間で23:00までOKという許可がおりたため、山よりもハードな交流会に突入。こまくさH・Cの方からは至れり尽せり、地酒、焼酎、泡盛と次から次へと、断る術も知らないものだから、ついつい・・・まぁみなさまお強い方ばかりで、もう超ブッタマ・・・ 「ヨバレヨのうた」で対抗するのが精一杯。 そして、また最後は搬出訓練をしたような・・・
 でも満月もニコニコしている夜だった。

5月18日(日)晴れ
 7:30 朝食を終え、バスで日名倉山9合目登山口まで移動。
 8:30 スギ・ヒノキ林とクマザサの中、ゆっくり登る。
 9:30 日名倉山(1047M)頂上には小さな祠と三角点があり、木のベンチもあって、コーヒータイムの休憩。新緑のなだらかな後山が大きく見える。
 10:30 9合目のベルピールの丘まで下り、昨日見た四角いコンクリートの建物には日本一という大きな釣鐘があり、みんな楽しそうに鼓膜が破れそうなほど鳴らしている。
 11:00 愛の村パークで昼食会と参加者自己紹介。
 13:30 隣接のハーブ園を散策して、村営バスにお世話になって帰路に着く。N川さんがいただいた鮭や貝柱の燻製をいただきながら、山よりも昨夜の疲れが残っていて、すぐ熟睡に入ってしまった。両クラブのスタッフのみなさまにはたいへんお世話になり、どうもありがとうございました。

再会は いつも笑顔よ 夏の月
 「昨年、燕岳でコマクサを見たのですが、コマクサという花は20年かけて花をつけるそうです」と、昼食会である方がこまくさの花の解説をなさる。
 「20年もかかるとは知らなかった。なかなか花が咲かないなと思っていたところです」と、後日こまくさH・C事務局長の津島さんから。 いえいえ、今は明日への花を咲かすために栄養を取り込んでいるところ、今は目には見えなくても、地に根を下ろし少しずつ広げて、やがて芽が出て、またその輪が広がって・・・希少であるがゆえに、貴重であり、みんなから愛されて育まれて、年輪を重ねていかれると。
 また、来年3月19〜20日に西日本交流登山が岡山県和気アルプスにて行なわれるという予定で、裾野が少しでも大きく広がるように、微力ながらできることは協力していきたいと思っている。

(2003.5.23 記)

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