4月20日（日）雨　気温17度　湿度85％
　夜半から天気予報通り雨が降り出し、時にはザッ〜とスコールのようにおニューのテントを叩きつける。4テンのテント開きも雨だったそうだが、テント開きって雨にご紹介することなの？
　6:00　明るくなってボチボチとコーヒーを入れて、それぞれパンやうどんの朝食。少し小止みになったかと思えば、思い出したようにまたザァ〜と降ってくる。ゴミ袋に首と両手を通す穴を開けて雨対策。昨年も大雨でゴミ袋を被って走ったと聞いたけど、嘘のような現実に今年もなろうとしている。透明なゴミ袋なので真っ黒よりはまぁいいっか・・・
　O野さんご夫妻が到着されて、メンバーが揃う。仲間達は綿のTシャツにゼッケンをつけている。肩が冷えそうなので私もオーロンの半袖Tシャツにゴミ袋を被ることにした。
　10:00　ウロウロしていたら仲間達と逸れてしまって、スタート地点近くでやっとI信先生を見つけて一緒にスタート。
「このくらいの雨だったら走りやすくていい」
「そう？　雨の日に走ったことがないからよくわからないけど、もう靴がビショビショだよ〜」
　少し小止みになり、日が射してきて・・・もしかして雨が上がってくれるかも・・・なぁ〜んって一瞬頭を霞めたりしたけど、あまい、アマイ・・・　またまたスコールどころかモンスーンのように雨が叩きつける。
　田園地帯に出て、どんより雲が下がっている山に向かって走る。雨が吹き付けるので、うつむき加減に走ると、ポツポツと建つ家々の芝桜やチューリップが引き立っている。
　前を走る女性を見つけるとスピード上げて追い越したくなる。先月の"かぎろひ"では女性7位で入賞を逃したせいか、自分でも単純だなと思いながらも。でも頑張って追い越したら男性であってガックリしたり・・・　折返してくる女性の数を数える。16人？　ゴミ袋なんか被っている人は一人もいなかった。みんなスゴイなぁ・・・
　10km地点。52分。エッ、こんなに最初からペースを上げて走っているのに、"かぎろひ"と同じ。ガックリ・・・
　折返し地点。53分。YMCCの仲間達の姿が全くわからない。追い越した記憶もないし、追い越された記憶もない。雨は激しさをますます増し、頭に顔に足に槍のように刺す。帽子を被っていて良かった、ゴミ袋もたいへんありがたい。給水所がとても多い。1ヶ所おきに甘いレモン水をいただく。
　距離標識が少なくてあまりペースがわからないが、ずーと前を走る女性を目指して走る。ドンドン男性に追い越されてもあまり気にならないが、復路は走っても走っても女性を追い越すことができなかった。
　町に帰ってきて、「どこがゴールなの？」と思いながら、係員に誘導される。1時間45分ぐらいかな？　いつもなら完走証をすぐいただけるのに、達成感少なくなんだか拍子抜けして、テントに戻る。また風邪を引いてしまうから、とにかく早く着替えないと・・・
　仲間達が揃って「おつかれさま」の乾杯をすると、やっと「走ったんだ」という気持ちが溢れてきた。O野さん差し入れの柏餅や残り物のうどんや焼きそばをいただいてお腹もホッとした。
　参加賞はスポーツバックでご機嫌だけど、温泉券がないのでもう温泉は止めて、お楽しみ抽選会に耳を傾ける。沖縄旅行が当たったらどうしようなんていう危惧もなく、NEWテント撮影して、満開のピンピンクの八重桜を後に帰路につく。
　I信先生にはずっと運転していただき、どうもありがとうございました。20日は二十四節気の穀雨。そして今回は酷雨の中のNEWイプサム、NEWテントのおニューづくしのマラソン日和？でありました。

いつのまに　桜の蘂降る　ランロード
　N川さんが膝の故障で棄権されて、「Tやんが迷っているならM本が先にいただきまーす」とメールが入ってM本さんが走られた。すごくスピーディなお話にオットット・・・
　数日前、大宇陀町の又兵衛桜がテレビで映し出されていた。そう一ヶ月前は雪のチラチラ舞う中を走ったんだ。そして一ヶ月後は潮風さわやかな？暑い熱い小豆島を走る。季節はとても早足で、私もスピーディに回転させていかなくっちゃ！
　今日23日完走証が届いた。1時間44分47秒、部門別では18位だった。